1Rマンション投資について調べてみた その2:リターンとリスク

1Rマンション投資について調べてみた その2:リターンとリスク

不動産投資
スポンサーリンク

どうも、torr_uです。

前回は、ものすごくざっくりと、不動産投資がどのようなスキームなのか、解説しました。

1Rマンション投資について調べてみた その1:超ざっくり解説
きっかけ すっかりコロナの影響で、リモートワーク勤務になって、通勤時間がゼロになった、っていうことで、暇だったので、ちょっと不動産投資について調べてみました。 …
tato66.com

今回は、もう少し詳しく説明していきたいと思います。

不動産投資のリターン(収入について)

前回説明したとおり、
利益=家賃収入ー諸経費ーローン返済額
ということになります。

では、諸経費とはどのようなものなのでしょうか?

不動産投資にかかる諸経費


毎月かかる経費

  • 管理費:マンション管理に必要な費用として管理会社に支払う
  • 修繕積立金:マンションの修繕に備えて積み立てるお金
  • 家賃集金代行費(管理代行費):家賃を居住者から集金してもらう手数料等

以上が、毎月かかる諸費用となります。
とある物件の実際の費用を調べてみると(中古1Kマンション)
管理費が7600円、修繕積立金が1300円です。これらは物件によって決まってくるので、物件選びの際には示されています。家賃集金代行費(管理代行費)については、実際にお願いする管理業者や、どこまでの管理をしてもらうか、家賃保証つけるか(サブリース)によって変わります。
仮に3000円とすると、諸費用の合計額は\7600+\1300+\3000=\11900円ということになります。

例えば、家賃収入が8.5万円、ローン返済額が7万円とすると
毎月の利益=\85000-\11900-\70000=\3100
といったことになります。

ただし、それ以外にも支払うべき費用は発生します。


毎年必要になる費用

  • 固定資産税
  • 都市計画税

その都度必要になる費用

  • 火災保険、地震保険
  • 原状回復費用(入居者退去時から次の入居までの原状回復)
  • 設備費用(エアコン等室内の設備の修理、購入費用)
  • 不動産取得税(不動産取得する年のみ)
  • 所有権移転費用、抵当設定費用等、物件購入時に発生する費用

これらの費用から、投資へのリターン利回りとして、
表面利回り=満室時想定賃料/物件価格
純利回り=(年間実賃料収入ー諸経費)/物件価格
を計算することができます。
ただし、税務上の利益とは異なる(また別の記事で説明することになると思います)

これらの利回りから、ローン金利を引いたものを、Yield Gap(イールドギャップ)といったりします。
これが、不動産投資のリターンを見積もる上の指標となります。
通常、表面利回りが5%前後、純利回りが4%前後になるのではないかと思います。

不動産投資のリスク

と、ここまで説明した内容を理解された方は、もうリスクについては想像つくと思います。
利益=家賃収入ー諸経費ーローン返済額

ですから、家賃収入の減少、諸費用の増加、ローン返済額の増加(金利の上昇)
が、利益を下げる要因となり、リスクとなります。また、不動産の価値も増減しますから、売却時やトータルの損益を考えると、不動産価格の増減もリスクです。もう少し分解すると

  • 家賃の下落(家賃価格の下落、空室リスク)
  • 不動産価値の下落
  • 火災保険、地震保険
  • 原状回復機会の想定外の増加(退去頻度の増加)
  • 設備故障にかかる費用(エアコンやウォシュレット等)

これらのリスクについて、どう考えるべきかが難しいところですね。
色々調べてみて、一通り理解したので次の記事ではその解説をしたいと思います。